石橋を叩いても渡らないかも?: ある「ディベート」の記事を読んで思ったこと

2006年11月18日

ある「ディベート」の記事を読んで思ったこと

最近ブログやっててつまんないのは、記事を掲載されている方に寄せられるコメントとその対応のありかたに少しづつ疑問を持ち始めたからです。

コメント欄って本来は記事を読んでもらった感想や意見を読者から聞くためにあるのでしょう。違いますか?
それがなんだか拝見してると、コミュニケーションの場というよりは仲間内で群れ合っているという感じです。だから書かれてるコメントも、その記事を賛辞した言葉で占められています。それはそれで構わないのですが、自分なんか記事を読んでてチョット違うなあなんて感じたことを、一読者の意見としてコメントを送っても無視されてしまうのです。

ひとさまのブログだから、言葉を選んで失礼の無いようにひと言ひと言を気遣いコメントを書いても、やっぱり無視されてしまうのです。相手が筆無精なのかというとそうでもないらしい。自分のひとつ前のコメントまで丁寧にコメント返ししていたのに、自分のコメントの番になるとダンマリ?

もし、それが政治ブログかなんかだと予期せぬ訪問者はその方にとって想定外で、だから返答に詰まってしまうのかなと。もしそうならば、さっきまで書かれてあった立派な記事がとたんに色あせて見えるのです。こんな他愛もない、いちコメントに答えを返せないなんて。

ある人に言わせば「空気の読めない場違いなコメント」ということになるのでしょう。また別の人に言わせばブログは主宰者に権限があるのだから、どういう処置をとろうと勝手だと言われる。早い話がこの指止まれの仲良しごっこなのだと。う〜ん。それも楽しくていいかもしれません。

わたしが何故このことを取り上げたのかといえば、上に書かれたような態度をとられる方に限って、書かれている記事の内容は「愚民は何故、わたしたちの言葉に耳を傾けないのだろうか」とか、「無知な国民を目覚めさせねばならない」とか、そんなことばかりが書かれてあります。そんな人を上から見下ろすような言葉を吐きながら、一方では相手にもっと聞く耳を持てと責めたてる。そのくせ自分自身は聞く耳を持たない。

それで国民の民意が汲み取れますか?あなたの言葉に国民が耳を傾けてくれると思いますか?聞いてくれないから、また愚民だといって切り捨てるその態度。それを繰り返している限り、仲良しごっこの輪以上のものは何も望めないと思います。

オーマイニュースの投稿記事の中に「ディベート」をテーマにした記事が載っているのを目にしました。

書かれていらっしゃる方の経験(授業)に基づいたお話なのですが、例えば「喫煙を認めるべきか、否か」というような議題で賛成派と反対派に分かれて議論を戦わせるのだそうです(審判に当たる人もいるそうです)。
おもしろいのは散々議論を戦わせた後に今度は立場を入れ替えて、賛成派が反対派として、反対派が賛成派として再び議論を戦わせるのだそうです。持論と異なる立場に立って議論を戦わせるのですから最初は戸惑いがあるのですが、そのうちにいかにしたら相手を説得できるのかと真剣になってきて、議論は盛り上がっていくのだそうです。

何が言いたいのかといいますと、立場が入れ替わって議論することによって、より客観的に本来の持論を相手に伝える技が身につくということです。とかく議論となると持論の主張ばかりにこだわって相手の立場や意見の見えない一方的な説得に走りがちになってしまい、そのことが結果として巧をなさないことを知るための試み(授業)なのだそうです。

補足ですが、この記事に寄せられたコメントの中に、このこと(記事内容)に加えてとひと言ありました。審判に当たる人を意識しながら議論出来るようになれば、より多くの人に訴え伝えていく力がつくと補強意見が寄せられていました。まさにそのとおりです。その審判 こそが日常生活ではわたしたち国民なのですから。

揚げ足とり戦術や、罵倒討論も議論という場にはあってしかりですが、政治の世界ではいかに民意を自分の側に取り込めるかが、勝利へ近づく第一歩ではないでしょうか。

(参考資料)オーマイニュース「教育現場にこそディベートマッチを」
                昨今の日本人は議論下手   大村賢三 より
  http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003053 

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posted by ゲゲゲのイチロー at 13:27 | Comment(3) | TrackBack(1) | 政治
この記事へのコメント
 こんにちは。伊東です。
 トラックバックしていただきましてありがとうございました。返事がなかなかすぐにかけない事情とあわせて、この一文から組み立てたことを記事にしましたので見に来ていただければ、と思います。(トラバ失敗したようなので)
 私はディベートは嫌いですが、反対意見からどう組み込むのかというのか考えてみるべき意見なので、その部分考えて記事を書いてみる…予定にしています。
 いきなりのおじゃまで失礼しました。
Posted by 伊東勉 at 2006年11月19日 11:17
こんにちは。
私のブログなど反対意見も結構くる、わけですが、むしろ反対意見がこないと面白くない、と考えています。初めからそれを前提にして記事を書いています。
いろんな人がいるので最終的に議論を打ち切る場合もありますけどね。
自己主張、だけなら通常のサイトで充分なのですが、肯定的な反応は欲しい、というのも人情でしょう。
Posted by 虎哲 at 2006年11月20日 20:28
こんばんは。おじゃまします。
と〜っても解ります。その気持ち。人間やっぱり、YESマンばかりを周りにおいて悦に入ってるようじゃ所詮それまでってことですよね。「聞く耳をもつ」と言うのは自分が井の中の蛙にならない為にもとっても大切なことだと思います。

ただ、なかなか反対意見って書き難いというのはあります。たぶん親しければ言えるのでしょうが。こんな私も「なんで愚民はわからないんだろう」のくちですが、けっして自分を高く評価しているわけじゃなくて自分がゼロだとしたら−100くらいだと言いたくもなりますね。ちょうど偶然今日のエントリーがそんなです。(苦笑) ディベートの上手な人って好きじゃないけど、勉強にはなるのかもしれませんね。
Posted by ココロ at 2006年11月23日 02:22
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