石橋を叩いても渡らないかも?: 暗い未来は誰のもの

2006年08月03日

暗い未来は誰のもの

月も変わったし、新しいネタで何か書こうと思っていたのだけれど、31日夜書いた「偽装請負い」の記事が想像以上に反響が大きくて、わたしのようなマイナーなブログでほとんどリンク先もないのに2日間でアクセス数が2千件を超えてしまった。

人気ブログの方たちにとって「なあんだそんなこと」と笑われしまうかもしれないが、検索サイトから来ているケースも平日と比べると数倍も多くなっている。ブログの年齢別利用者の割合を考えると、いかに若年層がこの問題にたいして関心が高いか数字が物語っている。

takenaka-&koizumi.gifもともと、わたしの記事は二十年以上も前にわたしのまわりで起こったことを書いたので、いまの「偽装請負い」とは内容が違う。それでも当時はこの不公平な処遇に対して憤りを感じたし、今回もこのような形でまだ大企業が人を使っているのをみて若い人たちが将来に夢を描けなくなる気持ちがわかるような気がした。

マスコミや政府の上面だけの景気回復宣言は、一部の大企業だけの成果が、こういう隠された犠牲の上に成り立っていることを改めて思い知らされた。わたしの仕事の関係上、不特定多数の、それも幅広い年齢層のビジネスマンから「本当に景気は回復したのだろうか。実感がわかない」という疑問の声を聞くにつけ、今回のニュースは日本の所得格差が二極化している現実の深刻さを感じさせた。

新自由主義という舶来信奉の為政者が導いてくれた経済政策は、手本となるアメリカの富と貧困の道をたどっているだけかもしれない。老いていくわたしにとって貧しさは戦後のあの苦しさを振り返ればなんら苦痛ではないけれど、これから未来に生きていく若者になんと言って声をかけてやればよいのだろうか。

梅雨明けの残り雨の中で野党の宣伝カーの声だけが闇の街にうつろにこだました。

このページの一番上の記事へ戻ります

posted by ゲゲゲのイチロー at 05:13 | Comment(0) | TrackBack(4) | 社会
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/21854678

この記事へのトラックバック

安倍晋三氏の器量
Excerpt: 世間では安倍晋三内閣官房長官が「次期総理最有力候補」と目されているようです。それもブッちぎりの大優勢で、対抗馬とて見当たらぬ状況なのだとか。自民党内からも安倍氏の「一人勝ち」を憂慮する声が聞こ..
Weblog: 喜八ログ
Tracked: 2006-08-03 20:36

この10年のつけ
Excerpt: 7月31日に、朝日の一面トップの記事について書いた。「偽装請負」による現代の非正規労働者の置かれている状況を「社会の基盤さえ揺らぎかねない」と書いた。31日時点ではまだグラフはウエブ版にはついていなか..
Weblog: 再出発日記
Tracked: 2006-08-05 10:56

韓国メディアから見た安倍壺三
Excerpt: AbEnd (安倍を「the END!」させよう)に賛同しているブロガーとしては今さらのように感じないでもないですが、韓国の聯合ニュースに安倍が次期総理になることへの危機感がにじみ出ているような記事が..
Weblog: 薫のハムニダ日記
Tracked: 2006-08-09 15:55

「稼ぐ人の答力」五十棲剛史
Excerpt: ビジネスマンが成果を出すノウハウが満載の五十棲剛史 著「稼ぐ人の答力」の記事を書
Weblog: 本から摂ろう!!人生のサプリメント
Tracked: 2006-08-13 06:33

最新のTOPページへ

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。