石橋を叩いても渡らないかも?: 一期一会から始まって

2006年06月22日

一期一会から始まって

最近パソコンの調子が悪くて、この間もやっと書き上げた原稿をアップしようとしたら、一瞬の内に消えてしまって、もう書く気力もわかなかった。しばらくその原稿のことも忘れていたのだけれど、今日いつも訪問させて頂いているお気に入りブログを開いてみたら「一期一会・・・・」という記事タイトルが目に止まって、よしこれでいこうと一念発起して、先日消えてしまった原稿を思い出しながら今書いている。

6月20日朝、いつもの遅い帰宅の車の中でぼんやりとカーラジオを聞いていた。生番組のインタビューコーナーで、その日のゲストは「新宿救護センター」代表、歌舞伎町駆け込み寺のゲンさんこと、玄秀盛氏だった。インタビュアーの簡潔な質問にぶっきらぼうともとれkakekomidera.gifるドスの聞いた関西弁が淡々と答えているのを、聞くとは無しに聞いていたのだが、気がついたらその対談の不思議な魅力に引き込まれていた。すでに自宅に到着していたのだが、そのまま車から降りず、しばらくそのコーナーが終わるまで耳を傾けた。

ここ数年、新聞等のマスコミで取り上げられたこともあるからご存知の方もいらっしゃるとは思うが、わたしは初めてであった。

大阪西成。在日。義父、義母。せっかん。貧乏。空腹。中卒。数え切れない転職。・・・・・・。キーワードを並べていくうちに彼の人生の輪郭が見えるような気がした。自立してからの生きていく上で彼に信じられるものは「カネ!」。がむしゃらに働いて、ときには極道まがいの世渡りもし、二十代のうちに年商十数億の実業家になった。信じられる「カネ」は手に入れた。その生き方になんら疑問も持たなかった。

6年前のある日、献血したときに後日送られてきたデーターに「HTLV−1陽性」と書かれているのをHIVと見間違え、人生の終着駅がもう目の前に迫っていると思った。葛藤した。それまでの40数年間の自分の歩んできた人生は何だったのだろうかと。その事がきっかけで4年前にすべての資産を手放し、新宿で一から人々の悩みごと相談所を開設する。大勢の共鳴してくれたボランティアの人たちに助けられて、赤字ながらも今日も「駆け込み寺」の使命に燃え、続けている。

これらをインタビューの中で本人が語るのだが、なんのおごりも無く、毎日が充実していると語っていた。お金儲けが目的の人生と決別して、無からスタートしたのに、今は何も無いのに大勢の人々が集まってくれる。支えてくれる。この歳(現在50歳)になって人の心のあたたかさが周りにいっぱいあることを感じる。自分が人生で信じられるものは「人びとの心」だったのだと今は感じていると語っていた。

わたしがラジオから聞こえる彼の自然な語り口に感動して、それをまだ知らないみなさんに紹介したくて書き綴っても、稚拙な文章力では万分の一も伝えることが出来ないのですが、新宿救護センター(NPO法人 日本ソーシャルマイノリティ協会)のホームページの「わが街わが友」の欄に東京新聞の過去記事をアップしたところがあって、そこが一番、わたしがラジオで聞いた内容に近い記事だと思います。

新宿救護センター http://jsma.jp/東京新聞掲載記事 http://www.jsma.jp/media/Tokyo.html

ManmoTVインタビューPART1 http://www.mammo.tv/interview/192_GenH/index.html 

ひらがなタイムス(日本をもっと知る) http://www.hiraganatimes.com/hp/scenes/kiji/kiji226-3j.html#top

追記 フジテレビ系で6月30日ドラマ化されて放映だそうです。
 

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posted by ゲゲゲのイチロー at 19:58 | Comment(0) | TrackBack(1) | 社会
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