石橋を叩いても渡らないかも?: あなたは惰性になってませんか。

2006年06月14日

あなたは惰性になってませんか。

よく駅員さんが出発前の電車のいるホームを、前方から後方まで指差して安全確認をしているのを見たことはありませんか。これは単純なことですが非常に大切な事です。

わたしの仕事も確認から始まります。毎日の繰り返しなので、つい手を抜きたくなるのですが、もしそれによってアクシデントが起こると、乗り物の仕事に従事されてる方たちのように、人命に関わるようなことは無いまでも、まず、間違いなく信用を失います。企業の社員なら何らかのかたちで、フォローして貰えますが、フリーの立場の人間にとってそれは致命傷です。最悪の場合は、仕事がきれるだけでなく、損害賠償を求められます。過去に2度だけありました。

撮影条件の安定している場所での場合はさほど問題はないのですが、屋外で状況が変り易いときや、被写体がカメラを意識しない動物や幼い子供たちの場合は大変です。それも時間と予算をタップリ頂いている場合ばかりではないですから、アクシデントは、そういう余裕の無い条件のときに起こります。だから確認が必要なのです。指差したり、声に出したりしているわけではありませんから、まわりの人たちは気づきませんがすばやく一から確認を始めるのです。確認に時間がかかる作業ほどその心構えは必要です。

またいつもの例え話になりますが、NASAなどがスペースシャトルや宇宙ロケットを打ち上げるときに、カウントをとりますね。大きい数NASA.gif字からいって、残り後わずかのカウントになったとき、何らかの事情で中断する場合があります。それから再び作業が再開されたとき、残り36まで数えたから次は35からだとカウントしますか。いいえ36までの段階で確認したことは確認済みだからそのまま続行ということにはなりません。また最初から数え始めるのです。これは極端な例だったのですが、状況が時間とともに変化する仕事に従事するものにとってこれは至極当然のことです。

若い同業の人たちの会話を聞いてると時々びっくりするような話をしています。今はフィルムの時代でなく、VTRや磁気ディスクの時代なのでリプレイしてすぐ確認できることが失敗しても撮り直しできるという甘えにつながっていると思います。フィルムの場合は現像から上がって来るまでの時間がかかります。翌日仕上がりを確認してダメだったらもう同じ状況は再現できません。何十年やっても緊張の仕事でした。

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posted by ゲゲゲのイチロー at 17:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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