石橋を叩いても渡らないかも?: フィルムVSデジタル

2006年06月08日

フィルムVSデジタル

けっこう時間が自由になるので早く記事を書いてしまえば良いのだが、いつもダラダラとしているうちに出勤時間が迫って来る。そのころになって、ようやく文面が浮かんでくるのだ。だからいつも遅刻。

わたしはモノ書きが仕事じゃないし、映像のほうはキャリヤは長いけど現役じゃない。まして今の時代はアナログからデジタルへと、急激に変化しているときだから、過去の経験や知識は図書館の書棚より、博物館の歴史資料棚に展示したほうが良いくらいだ。でも表現媒体がどんなに変っても、それを扱い受けとめるのは人間なのだから伝える中身や目的は何も変らない。

この間、朝日新聞(6月5日付)のコラム(きょうの論点)に篠山紀信さんと赤瀬川原平さんが載っていたので、ちょっと懐akasegawa.jpgかしくなって目をとめた。紀信さんが40年生まれ、原平さんが37年生まれだからそれぞれ66才と69才kishin.jpgだ。若い人から見ればジジイの歳だがまだ現役なのでうれしい。赤瀬川さんはもともとは作家だが、途中から発表活動に写真も取り入れてわたし達を楽しませてくれた。

その2人が好対照な意見を述べている。紀信さんはデジタル時代の中にいる現役としてクールに写真界を語り、原平さんはフィルム時代の写真の良さををホットに懐かしむ言葉でつづっており、どちらも納得の出来るコメントで若い方たちにも理解してもらえると思う。

ときどきいろんな出版物で若い写真マニアの人がレトロなカメラで撮影した作品を発表しているのを見かけることがあるが、我々の時代はその原始的で未完成な道具で苦心惨憺して、いかにリアリティに近づけるかが腕のみせどころだったのに、その未完成さが素敵だと喜ばれるなんて想像もしていなかった。今はよき時代だと思う。

街を歩いていても、あちこちで携帯電話を前方にかざして写真を撮っている光景をみかける。だれでも手軽に映像を楽しめる時代になった。でもこれは裏返していえば、それを商売にしていた者達にとって受難の時代だともいえる。だからプロは切磋琢磨してもっと素人に真似の出来ない作品作りに専念しなければいけないのだ。これはどの業界にも通じる事で既得権益に甘んじていたら足元をすくわれるのは、次はアナタの番かもしれない。



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posted by ゲゲゲのイチロー at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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