石橋を叩いても渡らないかも?: 文化涯る地へ向かって

2006年04月30日

文化涯る地へ向かって

今、広島は二つの文化の灯火(ともしび)が消えようとしています。ひとつは三十三年の伝統を誇る地方の文化の広場ともいえる郵便貯金ホール、そしておなじく厚生年金ホール。数々のコンサートや演劇が開かれて来た、これらのホールは地方に住むわたしたちにとって唯一の文化の香りを共有できる場でもありました。
中国新聞06年3月29日付、郵便貯金ホール関連記事
中国新聞05年12月5日付、社説 厚生年金会館関連記事

このホールの名称を見て何か気づきませんでしたか。
いずれも小泉首相が推し進める行政改革の槍玉にあがっている関連省庁の施設です。政府が財政赤字を解消し、健全な行政の姿を取り戻すという目標に突き進むことによって浮かび上がってきた現実です。

郵政も民間企業へと変身する期日が迫っています。それに準ずる他の省庁も改革の早急な成果を求められています。
目標を与えられ、それを成し遂げる為にはみじんの妥協も許さないお上に、木っ端役人は戦々恐々とし、ただ数字合わせの改革に励みます。
その結果が地方の切り捨て。
そのころ首相は好きなクラシックに、演劇に、都内の名だたる会場で芸術鑑賞です。
小泉さんの声が聞こえてきそうなきがします。「いいじゃない、東京までくれば。飛行機なら1時間ちょっとだよ。新幹線で大阪でもいいけど。便利な時代なんだから、みんな自分が求めてもっと行動しなきゃ〜」なんて言いそうです。

だれがそれに係る時間と費用を負担するのですか。これは一地方都市の問題ではなく、広島を基点にしてもっと小さな地方の町の人たちは、はるばる交通機関を乗り継いで、隣県や対岸の四国からでも文化の香りを求めて広島にやってくるのです。

数字合わせの改革だけを推し進めることは、全国の地方都市にとって日々の生活の経済格差だけでなく文化までも奪い去られようとしています。
「民間に出来ることは民間にまかせればいいじゃないか(小泉首相)」。
民間は採算のことしか考えません。




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posted by ゲゲゲのイチロー at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(1) | ローカル(行政)
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